子供を見ながら在宅勤務を7年続けて分かったテレワークのコツ

子どもを育児しながらテレワークするときの配置と間取り 家庭との両立

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ここ数年で「テレワーク(在宅勤務)って何してるの?」という質問も減り、定着したな~と感じています。

筆者は2015年~2022年までの7年半、テレワーク勤務でした。長女が1歳の時に始め、2年目に次女を出産しました。
小さい子どもがいる中、家で仕事ができることはありがたい限りですが、その一方で、工夫しないとプライベートとの境がなく、仕事に家事に追われまくりです。

実際「無理!不安!」と思うことも多く【なんとか仕事をしている】という状態でしたが、生活リズムを整え、周りに支えられ、7年半を過ごしました。

その経験で分かった家庭と両立のコツを子どもの年齢別で紹介します!

この記事で分かること

・【年齢別】子どもと一緒の空間で仕事をするコツ
・仕事場所のレイアウトで注意したいこと
・テレワーク勤務で常に気を付けていること

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筆者のテレワークの実態

記事を書くにあたり、筆者の仕事について記載します。

●仕事は入力事務(情報入力・見積もり作成など)。メールは1日に5~10件。web会議はたまに。
●1日3~4時間×週5日勤務。扶養内のアルバイト。
●次女出産時は産休(産前6週間、産後8週間)のみ取得。次女2ヶ月、長女2歳の時に復帰。
●子どもは幼稚園。たまに延長保育を利用。長期休暇は園の保育を利用せず。

大変だったこと、乗り切ったコツを年齢に分けて紹介します。

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0,1歳児なら睡眠中に仕事するのが一番

この時期は子どもの睡眠中が最も仕事に適しています。

筆者の仕事は1日3・4時間なので、日中に1~2時間、残りは子どもが夜寝てから作業しました。

・二人の子どもをいかに同じ時間に寝かせるか
・夕飯~就寝までのリズムを整え、なるべくスムーズに寝かしつける

上記にかかっており、これができればだいぶラクになります。

具体的な対策を睡眠対策・仕事効率化・遊びと家事に分けて説明します。

寝かしつけのコツ

・「これを読んだら寝るよ」という絵本を用意する
・マナーモード&スヌーズの目覚ましで自分は起きる
・仕事は細かく目標を立て、その日のめどが立てば一緒に昼寝

・上の子は寝なくても横にさせる

仕事をはじめた時、毎日の行動をルーティン化しました。
その1つは「絵本を読んだら寝る」と決めたこと。寝る用の絵本を1冊選び、その絵本は寝る前以外は読みませんでした。
1歳半の長女が慣れるのに1ヶ月ほどかかりましたが、15分あれば寝るようになりました。

次女が生まれてからは、2人同時に昼寝させることに苦労しました。0歳の下の子は抱っこやトントンで寝ることが多いですが、2歳になった上の子はなかなか寝ません。

それでも寝かせないと仕事できないので、なんとしてでも寝かす!ことに注力しました。

寝る用の絵本とぬいぐるみ


なかなか寝ない上の子も、本を読んだらねんねだよ。と言い聞かせ、寝付けなくても一緒に横になる。自分は寝たふり&さりげなく背中をトントン。
毎日同じリズムを、根気強く続けましょう。

上の子(2歳)は昼寝が12時半~14時半、夜は20時就寝でした。下の子(0歳)はそれプラス午前も夕方も寝ます。


昼寝は12時半に下の子寝かす(すぐ寝る)、上の子13時頃寝る。13時~仕事というリズムでした。
夜も「絵本を読んだらおやすみだよ」と習慣化。一度寝てしまえば夜泣きは夫に任せることが多かったです。

そして、寝かしつけと同じくらい大切なことは、自分は起きることです。高い確率で自分も寝落ちします涙。起きるために、スマホの(音OFF・バイブONで)5分毎のスヌーズで目覚ましをかけ、片手に握りしめて横になりました。

寝てる間にサクサク進めたい。仕事の効率を上げるコツ

子どもが寝たらすぐ仕事できるよう、やること・メールの相手や文面はその日の朝から考えながら過ごしています。

・家事の合間に、メールの文面・進み具合を考え、PC前に座ったら作業に集中する
・思いついたことはすぐに付箋に書き、メモしてはデスクに貼る
・ミスがないかの見直しは夜と割り切り、日中はとにかく作業を先に勧める

また、常に気を付けていたのは、
いかに計画的に&前倒しで仕事ができるか。予定通りにいかないことも多いため、タスクを把握し、計画を立て、PCに向かわない間も仕事のことを考えることが多かったです。

そのため、思いついたことをすぐメモできるよう、ペンと付箋をキッチンやリビングに置きました隙間時間にメールの文面の下書きをスマホで作ったりもしました。

子どもと過ごす時間や家事時間の確保について

実際には子どもと触れ合う時間・家事時間も必要です。

・筆者の場合、朝8~10時と夕方に遊ぶ
・家事は子どもが起きているときに

・完璧を目指さない(筆者は掃除を捨てました)

7時、夫が出勤。子どもの機嫌がよい朝のうちに洗濯物を干し、余裕があれば、夕飯の下ごしらえをします。
8時くらいから一緒に積み木やブロックで遊びますが、体力温存で自分は横になりながらだったりします。

9時に公園に行き、スーパーに寄って10時に帰宅。散歩を兼ねていたので、買い物はほぼ毎日行っていました。あとは夕方お散歩に行ったり、料理しながら歌ったり遊んだりしました。(煮込みの間に本を読んだり)

家事は、子どもが起きているときにやりました。

洗濯物たたむときに、子ども用のタオルを用意し「たたんでね~」と。掃除中はコロコロで遊んでいました。

寝ている間にやりやい気持ちもありましたが、物音で起きてしまうことを何度も経験したので、家事は基本子どもが起きている時にしました。
全然目が離せない時期中は、下の子は抱っこ紐・上の子テレビで料理することも多かったです。

また、すべてを完璧は無理だったため掃除はだいぶ手を抜きました。

正直に言うと、2歳になるまでは「最低限の仕事をしている」という状態でした。会社に迷惑をかけたこともあります。それでも仕事を任せてもらえるのはありがたく、貢献したいと思って臨みました。


子どもと過ごす時間、自分の休む時間を確保するためにも、寝かしつけに力を入れることをお勧めします。

2,3歳はいかに子どもの興味をママ以外にもっていくか

親の真似をしたい、構ってほしい、いやいや期、いろいろ重なる時期です。
仕事も計画通りにいかないことが多く、体力面より、精神的につらいのがこの時期でした。

この年齢の最大のポイントは、いかに集中して遊ばせるかです。(何時間もほったらかしは論外です。)

・塗り絵・知育のおもちゃ・生活用品おもちゃを用意する
・ビデオに頼ることもあり
・たまには膝の上に座らせて仕事をしてみる
・子どもの「お仕事ごっこスペース」を作る

2歳以降入園までは昼寝も短くなり、子どもが起きている間に仕事をすることも増えました。しかし常に「ママー!きてー!」と呼ばれ、家事も仕事も進みません。子どもが集中して興味を持つものを探すべくいろいろ試しました。

◆塗り絵・穴に同じ形のブロックを入れるおもちゃは我が子にはまりました。

◆おもちゃより大人のものを使いたがるので、筆者が持っているものに似たもので、子どもが使えるサイズ・素材に物を用意しました。
具体的には、おままごとはプラ食器や本物のお玉を使い、お買い物ごっこはエコバックにお菓子の空き箱をいれて遊びました。
私の財布が好きでよくカバンから出していたので、小さい鞄と財布も買いました。すべて100均です。

◆膝にのせると不思議そうにPCを眺めおとなしくしていたので、たまには一緒にPCに向かいました。しかしこれは慣れてくるとイラズラを始めるので、子供用なんちゃってパソコン(空き箱に、ネットから印刷した好きなキャラのイラストと50音表を張り付けたもの)を作りお仕事ごっこもやりました。

新しく絵本やおもちゃを買うと「一緒に読もう、遊ぼう」となるので、家にある物で工夫するほうがよかったです。

また、どうしてもの時はDVDに助けられました。

この頃も、朝~10時まで遊んだり買い物。昼食後~15時仕事。子ども就寝後仕事でした。

入園したらすごく楽になったが、行事の時間確保が課題に

入園する頃には子ども自身も成長し、待っててくれる時間も増えました。

反対に新たな苦労ポイントは、園の行事や役員・習い事です。

仕事の期日等と重なると、数日前から仕事を前倒ししたり、夜遅くまでPCに向かうことが増えました。

そのため、工夫したことは
・デスク前の壁に印刷したカレンダーを張り、予定や締め切り、なんでも書き込みました。

先ほども書きましたが、子連れテレワークは「計画的に仕事する」ことが重要です。効率を上げるためにも予定やタスクの把握は必須です。


スマホのカレンダーや手帳と違い、目の前に貼るカレンダーば少し視線をずらすだけで確認できます。
余白があり、大きさはA4程度が書き込みやすいです。私はネットで印刷したものを壁にマスキングテープで貼って使っています。

今では長女2年生、次女年長になり「ママは家でお仕事をする」と理解していますし、子ども同士で遊ぶことが多いので、仕事も家事もスムーズにできるようになりました。

仕事場所=子どもの生活エリアがおすすめ

筆者のテレワーク間取り、2パターン

仕事をはじめたとき、ネットで1万円程のパソコンデスクを買いました。

ローテーブルでは子どもの手が届いて危険と判断したためです。当初は賃貸で、部屋数も少なかったので、リビングにデスクを置いていました。

キャスター付きの椅子は子どもでも簡単に動かせてしまうため使わず、仕事をするときはダイニングの椅子をもってきて使いました。

子どもの遊びも昼寝もリビングだったので、親子で一日の大半をリビングで過ごしました。昼寝の部屋を分けると様子を見に行かなければいませんが一緒だとその手間も省けました。

その後に戸建てに引っ越し、8畳の部屋を子どもと私で使っています。子供たちの勉強机も増え、子どもは勉強、私は仕事をしています。

Web会議や電話の乗り切り方

web会議は事前にわかっていることが多いので、子どもの昼寝を調整し機嫌の良い状態にする&ビデオを見させる。で乗り切りました。電話は急にかかってきますが、短時間なので「ママお仕事のお話するね」と言ってテレビをつけていました。

長時間の時は夫や親に休みを取ってもらい臨んだこともあります。

web会議の頻度が高い方は、思い切って一時保育を検討してもいいかもしれません。

筆者は短時間勤務のため保育園には入れず、3歳まで家・その後幼稚園という選択しました。在宅勤務も立派な仕事ですので他の条件を満たせば保育園も視野に入ると思います。

まとめ 

・1歳まではなるべくスムーズに寝かす
・入園までは興味を持つものを用意する

・仕事用の付箋とカレンダーでタスクを把握し計画的に
・入園後は園の行事と自分の予定を管理し前倒しで仕事をする

これでなんとか乗り切り7年以上テレワークを続けてこれました。
もちろん会社の理解・家族の協力あってこそで、仕事を任せてもらえることをありがたく思います。

子どもにとって、自分にとって、何が一番かは難しいですが、私は家で子どもを見ながら仕事できてよかったと思っています。

これから子どもと一緒にテレワークをする方の参考になればうれしいです。

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