飛騨高山のお正月飾りである花餅を作ってみました。
「花餅」は全国各地でそれぞれ趣向が違うようですが、今回は木の枝に紅白餅を飾るスタイルに挑戦です!
高山出身の祖父からは「高山の冬は雪であたり一面真っ白のことが多く、家の中に華やかな花餅を飾ることでお正月に彩を添えた」と聞きました。確かにお正月にぴったりの華やかさがありますよね。本場は木の株から生えた枝を使うそうですが入手困難&現代の家庭に合うように、花器に飾りました^^
初めての方でも作りやすいよう、コツも載せましたのでぜひ参考にしてください。
用意するもの
★ホームベーカリー
パナソニック製の餅つき機能付きのものを使用しました。
★もち米
4合(白2合分・紅2合分、2回に分けて作りました。)
★水
180cc×2回分=360cc。
食紅溶かす用のぬるま湯大さじ1。
★片栗粉
50グラムほど(餅が台にくっつくのを防ぐのに使用)
※コーンスターチでも代用可。
★枝と花器
我が家は庭にある木を秋に剪定する際にとっておきました。今回は梨の木の枝4本です。
木の表面がツルっとしたものがおすすめです。洗って乾かしておきましょう。
花器は瓶や缶でも代用可能!私は空き瓶に布を巻きリボンを飾って即席花瓶を作りました^^
★餅を切る作業台用の板
熱に強い素材のまな板やシリコンマットでOK。多少重みがあったほうが餅を持ち上げたときに持ってかれにくいです。
★赤い食紅
付属のスプーン3~4杯分でOK
★こまごました道具
輪ゴム、スケッパー(包丁でもOK)、水を張ったボール(何かと使う)、食紅を溶かす用の小さな器&ティースプーン、花器を覆うビニール袋
さっそく花餅をつくろう!
もち米の準備&白い餅をつく
洗ったもち米はざるに上げます。
水に浸す方法もあるみたいですが、今回はホームベーカリーの説明書通り、洗ってすぐざるに上げました。
その後、パンケースにもち米2合と水180ccを入れ、スイッチオン!
白い餅は何もしなくてよいので、1時間ほどほったらかしでお餅の完成です^^
枝の準備
白い餅をついている間に、枝を束ねて持ち、バランスを見て輪ゴムで留めておいてください。
こうしておかないと、餅を巻き付ける度に餅の重みで枝の向きがコロコロ変わります。餅を付けた後にバランスを整えるのは難しいので、輪ゴムで束ね、花器にセットした状態で作り始めます。
また、花器をビニール袋で覆っておくと汚れません。
枝の準備が終わったら、台に片栗粉をしき、赤い餅用の米を研いでおきます。
餅ができたら伸ばして切って巻く!
素早くパンケースから餅を出します。
粉をしいた台にボテっと餅を出し、パンケースの羽は取り出して水につけておくと片付けの時に楽です。(水を張ったボールにポイ!)
餅は粉をつけながら手で押さえて平らにします。
伸ばしたら、端から包丁やスケッパーで細く切り、枝に巻きます。
この時、餅の表面は粉っぽいですが、切った断面はベタベタしています。この粘着面を枝に巻き付けると固定しやすいです。
また、餅をびよーんと伸ばしながら巻くと粘着面が増えてさらに巻き付けやすいです。
後で赤い餅をもつけるのでバランスを見てつけましょう。
乾燥して枝にくっつかない場合は、ボール張った水を指先を付け、水分をうまく利用してください。
赤い餅の作り方とコツ
白い餅と同量の米と水をパンケースにセットします。
スイッチ入れ、ついている間に食紅の用意をします。
器に入れた大さじ1のぬるま湯に、食紅付属のスプーンに擦切り3~4杯の食紅を入れます。それをティースプーンで混ぜて溶かしておきます。ティースプーンは後で使うので器に置いたままにしてください。
ホームベーカリーのアラームが鳴り、ふたを開けてつくタイミングで、食紅を入れます。
ここでポイントですが、一気にすべて入れず、好みの色になるまでティースプーンで少しづつ入れてください。
私は桜色くらいのピンクに仕上げましたが、食紅は付属スプーンで3杯溶かし、それが少し余るくらいでした。濃い色で仕上げたい場合は4杯くらい溶かしたものを用意しておくと安心だと思います。
出来上がったら白い餅同様、台に出し、切って巻きます。
残った餅は切り餅にしておいしくいただいましょう。固くなっていたらレンジで数十秒温めると柔らかくなります。 個人的には、きな粉か生姜醤油がおすすめです^^
玄関などに飾ってお正月を華やかに
完成したら乾くまでは、乾燥した場所に置いておきましょう。しっかり乾燥すれば数週間飾れます。
あまり乾燥しすぎると餅が割れて枝からぽろぽろ落ち始めるので、長期飾る場合は気を付けてください。
風情があって華やかなお正月になりますように^^
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